意外と知られていない投資信託運用の超基本とは?「はじめての投資信託 第4回」
こんにちは、naohitoです。
今回は「はじめての投資信託」シリーズの最終回(第4回)です。
「投資信託運用の基本」について解説します。
投資信託の運用を成功させるために、最も重要なのは何だと思われますか?
知識や経験でしょうか?
それとも、初期投資額の大きさ?
正解は、「時間」です。
つまり、長期運用することが重要なんですね。
投資信託は短期的に儲けたいという目的には適しておらず、「10年や20年後の将来資産を増やしたい」という目的にかなった手法です。
これは投資信託で失敗しないために、必ず知っておく必要があることなのですが、理解せずに購入している人も多いと思います。
そういう私も、数年前に投資信託を始めたときは、短期目線で売買していました。
しかし、短期売買の欠点に気づいた今は、長期運用に切り替えています。
今回の内容もYouTubeでも解説しています。
はじめての投資信託 第4回「意外と知られていない」投資信託運用の超基本~これを知らないと損をする可能性が高まります!
投資信託の長期運用とはどれくらいの期間か?
投資信託とは、株式や債券など様々な投資対象の「詰め合わせセット商品」です。
その中でも、長期的に値上がりする可能性が高い「外国株式型」の投資信託から選んでいくのが、一般的な始めかたです。
ただし、この外国株式型の投資信託を購入するときに、必ず知っておくべきことがあります。
それは、株式の値段(株価)は、「短期的には大きく下落することもある」ということです。
短期とは具体的には、数か月~数年くらいの期間です。
数年というのは、けっこう長いですよね、、、
しかも、株価の下落はいつ始まるか分かりません。
一方で長期的に見ると、世界の株価は過去100年以上にわたって上昇し続けています。
過去がよかったからと言って、将来も確実に増えるとは断言できません。
しかし、外国株式型の投資信託を長期保有すればするほど、最終的に利益を得られる可能性が高い(損をする可能性は下がる)といえます。
ではどれくらいの期間、保有していればいいかというと、10年から15年以上保有していれば、損失が出る可能性はかなり低くなることを、過去のデータは示しています。
長期運用の難しさと対策
「長期保有すればよい」というと簡単そうに思えるかもしれませんが、これは意外と難しいことです。
なぜなら、人間には「損をしたくない」という本能があるので、自分が買ったときより値段が下がると、売ってしまいたくなる心理が働くからなんですね。
やめたくなっちゃうんです、、、
ちょっとでもマイナスになると、「これ以上のマイナスは耐えられない」と感じてしまう人が多くなります。
ここで、売らずに我慢できた人だけが、その後の値上がり期間で利益を享受できることになります。
では、売らずに長期保有するにはどうしたらよいでしょうか?
ひとつは、「株式市場は上がったり下がったりするので、いつか必ず値下がるときもくる」と最初から理解して買うことです。
また、「値下がったら、たくさん買えるチャンスである」ということも知っておくとよいでしょう。
たとえば、毎月一定の金額を買い付ける「積立購入」をした場合、投資信託の値段が下がったほうが、同じ金額でも買える量(口数)が増えるので、将来値上がったときの利益が大きくなる効果があります。
さらには、「つみたてNISA」や「iDeCo(イデコ)」のような、長期保有すると節税メリットが得られる制度を利用するのも、効果的です。
つみたてNISAは、年間40万円までの投資枠があり、投資によって得られた利益が20年間非課税になる制度です。
また、iDeCoは「個人型確定拠出年金」の愛称であり、つみたてNISAと同じく運用益の非課税に加えて、所得控除による節税もできます。
いずれも長期投資を前提とした仕組みなので、投資信託との相性が良いのです。
最後に
お金に関して「将来に向けて何かしなくては」と思いつつ、行動できていない人は多いと思います。
しかし、運用する「時間」が大切な投資信託では、少しでも早く始めておくことが、最終的な成果に繋がります。
最初はハードルがありますが、一度始めれば「ほったらかし」に近い状態で続けることが可能です。
多くの人が、投資信託のメリットとデメリットを「正しく理解」して失敗しない資産運用に取り組んでいただきたい。
そんな想いを持ちつつ、これからも情報を発信していきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。