夫と妻のかわりばんこ日記

40代夫婦が人づきあいやお金について考えるブログです

「儲かっているものに投資する」は正しい行動か?

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こんにちは。naohitoです。

 

最近、YouTubeなどで「米国株式に投資して、〇〇万円の利益がでました」とか「つみたてNISAで運用してみたら利益が凄いことになった」というようなタイトルの動画をよく見かけます。

 

こういう情報につられて、「私も始めてみようかな」と思う人、実際に運用を始める人もいると思います。

しかし、「儲かりました」という情報につられて、初心者の方が投資を始めるのはお勧めできません。

今回はその理由と、正しい投資行動についてお話ししたいと思います。

 

「儲かっているものに投資する」のがダメな理由

まず、投資の大原則について考えてみましょう。

それは、「安いときに買って、高いときに売る」ですね。

この差額が大きいほど利益が出ることは、誰でも感覚的に理解できると思います。

 

したがって、「儲かりました」と発信している人たちは、安いときに買うことができたから、いま利益が出ているわけです。

そして、いま利益が出ているということは、買ったものの値段が高くなっているということでもあります。

 

つまり、儲かったという情報が流れている時点で、その商品なり投資対象は、すでに「割高」になっている可能性が高いということになります。

これが、儲かっているものに投資するのが推奨できない理由です。

 

「値段が下がっているときに買う」ことは難しい

先ほどの理屈に従うと、いまは買いどきではないので、値段が下がってから買うのがよい、ということになります。

でも、実際には値下がりしているときに購入する(投資する)というのは、心理的にとても難しいことなのです。

 

実際、株式市場が暴落したときは、多くの投資家が(損をするのが分かっているのに)売ってしまうという行動をとります。

これは自分の資産額が減少していく恐怖に負けてしまうからなんですね。

そして、本来買いどきである(株価が安くなっている)暴落時に、買い増しできる人は決して多くはありません

 

「お金の置き場所を変える」という感覚を持つこと

結局、売買のタイミングを見極めるのは、簡単ではないということです。

では投資や資産運用などしないほうが無難なのか?というと、そういうわけでもないですよね。

銀行預金として保有していても、お金はまったく増えませんので、その預金の一部を使って資産運用することは、将来資産を増やすために重要な行為です。

 

資産運用するときに大事なのが、「投資をする」のではなく「お金の置き場所を替える」という感覚を持つことです。

もう少し具体的に言うと、「長期的に増える可能性が高い資産」を「長く持ち続けること」によって、将来資産を増やしていく、ということです。

 

実は、この方法は資産運用の「王道」と言ってよい考えかたなのですが、それを知っていてちゃんと実践できている日本人はいまだに少数派なのです。

少しでも多くの人々が、正しい資産運用を行うことができるように、微力ながら情報発信を続けていきたいと思います。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。