初心者が買ってはいけない投資信託の3つの特徴とは?「はじめての投資信託 第3回」
こんにちは、naohitoです。
今回は「はじめての投資信託」シリーズの第3回です。
「初心者が買ってはいけない投資信託の3つの特徴」について解説します。
国内で販売されている投資信託は約6,000銘柄もあると言われています。
そのなかで、初心者が選んで良いものはごくわずかなのですが、、、
何の知識もなく、自分に必要な投資信託を選ぶのは困難です。
そこでこの記事では、「初心者が選んではいけない投資信託」の特徴をお伝えします。
これに当てはまる投資信託を除外するだけで、6,000本のうち99%以上が除外でき、残り1%未満から選べばよい状態にできます。
今回の内容もYouTubeでも解説しています。
はじめての投資信託 第3回「初心者が買ってはいけない」投資信託の3つの特徴を知るだけで、99%の銘柄は不要なことが分かります
買ってはダメな投資信託その1:手数料が高い
投資信託には3つの手数料があります。
①購入するときの「買付手数料」、②保有中にかかる「信託報酬(運用管理費)」、③売却するときにかかる「信託財産留保額」です。
これらのうち、買付手数料は「ネット証券」ではすべて無料となっています。
また、最近の投資信託は信託財産留保額がないものも増えています。
したがって、投資信託をもっている間ずっと徴収される、信託報酬の影響がもっとも大きくなります。
信託報酬が高い投資信託は避けるようにし、出来るだけ安いものを選びましょう。
信託報酬の目安としては、0.2%~0.5%未満が望ましいです。
買ってはダメな投資信託その2:長期的な値上がりが期待しにくい
投資信託には、株式や債券など、様々な資産クラス(タイプ)があります。
下図は過去200年間の、米国における各資産の成長率を比較したものです。
1802年に1ドルだった株式の価値は、2003年には60万ドルと大きく増えています。
一方、国債や金など株式以外の資産クラスでは、長期的にみて大きな値上がりは期待しにくいことが分かります。
これは米国だけでなく、他の多くの国々でも同じ傾向となっています。
したがって、長期的な値上がりが期待しにくい債券などの投資信託をたくさん買っても、資産を増やすという目的にはそぐわないのです。
資産を増やすなら、全世界の株式市場に広く分散した投資信託を選ぶことが奨励されます。
ただし、株式型の投資信託はリスクも大きくなりますので、リスクの意味を知ったうえで購入することが必須です。
買ってはダメな投資信託その3:純資産総額が小さい
純資産総額は投資信託の規模を示しており、これが小さいものは運用停止になるリスクがあります。
運用停止になると、繰り上げ償還といって、自分が売りたくなくても時価で換金されてしまいます。
したがって、純資産総額が小さすぎず(目安としては50~100億円以上)、なおかつ増え続けている投資信託を選ぶとよいでしょう。
最後に
投資信託は元本保証ではありません。
せっかくよい商品を選べても、運用方法を知らないと損をしてしまう可能性もあります。
投資信託の正しい運用方法については、次回ご紹介いたします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。