「投資信託に興味ない人」が知っておくべき将来のリスクとは
こんにちは、Naohitoです。
早いもので、もう大晦日ですね。
今年は帰省もしないので、まったく年末年始という感じがしないです、、、
さて、皆さんは投資信託について、どれくらいご存知でしょうか?
「聞いたことはあるけれど、中身はよく知らない」という方も多いと思います。
私はいま46歳ですが、40代になったばかりの頃は投資信託について何も知りませんでした。(資産運用そのものに興味がありませんでした)
かつての私と同じように、投資信託についてご存知ない方、興味がない方に、将来訪れる可能性があるリスクについてご紹介します。
「投資信託をやらないと損ですよ」という記事ではなく、「若いうちに知識を持っておかないと、将来困るかもしれませんよ」という内容になります。
投資信託の保有率に関するアンケート結果
「投資信託協会」という団体が実施した、投資信託に関するアンケート調査があります。
このアンケートは、全国の20歳~79歳の男女20,000人を対象に、投資信託の保有状況や認知度などを調査したものです。
注)インターネット調査であるため、回答者の情報感度が高く、投資信託などの金融商品の保有率や認知度は、郵送調査などに比べて高めにでる傾向があるそうです。
参照元:2019年度_投資信託に関するアンケート(投資信託協会)
まず年ごとの変化を見ると、2017年には投資信託の保有率が15.6%だったのが、2019年には22.3%に増加しています。
2020年の結果はありませんが、今年はコロナ禍で資産運用を始めた人が多いらしいので、おそらくさらに保有率が増えていると予想されます。
それでも、7割程度の人は投資信託を保有したことがなく、「未経験の人」が多数派であることが分かります。
次に投資信託の保有率を年代別に見ると、年齢が高くなるほど、投資信託の保有率も高くなる傾向が見られます。
ここが、私が問題だと思うポイントです。
というのは、投資信託は「投資期間が長いほど(つまり若いほど)有利な投資方法」だからです。
具体的には、投資期間が長いほど
①複利効果によって、投資で得られる利益が大きくなりやすい
②投資期間全体での平均リターンが安定化する = 大損をする可能性が小さくなる
ということになります。
投資信託を保有するなら、投資期間を長くできる若い世代が有利なのに、現実には60代以降の世代で保有率が高くなっているのです。
なぜ高齢者の投資信託保有率が高いのか?
次のアンケート結果を見ると、高齢世代で投資信託の保有率が高い理由が浮かび上がってきます。
これは、投資信託を保有している人が、投資信託に興味を持ち購入することになったきっかけを調べたものです。
投資信託の興味・関心・購入のきっかけ(重複回答) ※保有者ベース
参照元:2019年度_投資信託に関するアンケート(投資信託協会)
ここで着目していただきたいのは、50代から60代以降に「金融機関の人に勧められて」という理由が急増していることです。
逆に、年齢が高い世代で「自分で調べて投資信託に興味を持った人」は少数派であることが分かります。
知識は若いうちに得ておいた方がよい
先のアンケート結果から、退職金などのまとまったお金が入ったときに、金融機関の担当者に勧められて投資信託を購入しているケースが多いと推測できます。
投資信託の運用でもっともダメなのは、「商品の内容を理解せず、他人から勧められるままに購入する」ことです。
理由はまた別の機会にお話ししますが、「勧められたから」と購入して損失を出している人が多い現状があります。
したがって、現時点で投資信託に興味がなく、買うつもりがない人であっても、その仕組みやメリット・デメリットのようなことは、理解しておくことを強くお勧めします。
そして、自分が理解することで、親兄弟などの身近な人が被害に遭わないよう、相談に乗ったりアドバイスできるようになります。
ぜひ、現役世代の皆さんは今から少しずつでも、資産運用について勉強し始めていただければと思います。
9月末から始めたこの夫婦ブログも、はや3ヵ月が経過しました。
読者登録して頂いた方、読んで頂いたすべての皆さまへ感謝申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、よいお年をお迎えください。